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クレカ積立、「ほったらかし」が落とし穴に。2026年に気づかず損する“やりがちミス”7選

はじめに

新NISAの積立を「クレジットカード払い」にしている方、設定したあと、そのまま放っておいていませんか。じつは2026年10月から、あるカードでは「毎月のカード利用が少ないと、積立のポイントがゼロになる」という大きなルール変更が始まります。クレカ積立は「一度設定したら安心」と思われがちですが、放っておくとジワジワ損をしていることも。この記事では、初心者さんがついやってしまう“もったいない失敗”を7つにまとめ、その直し方までやさしく解説します。


そもそも「クレカ積立」ってなに?

クレカ積立とは、投資信託(たくさんの株などをまとめてパックにした商品)の毎月の積立代金を、クレジットカードで支払う仕組みのことです。

うれしいのは、支払った金額に応じてカードのポイントがもらえること。たとえば還元率(ポイントが戻ってくる割合)が0.5%なら、月5万円の積立で毎月250ポイント、1年で3,000ポイントが自動的に貯まります。銀行引き落としではもらえないので、「同じ積立をするなら、そのぶんおトク」というわけです。

さらに2024年からは、クレカで積み立てられる上限が「月5万円」から「月10万円」に引き上げられました。新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)を、まるごとカード払いにできるようになったのです。ポイントが貯まる金額が2倍になった一方で、後で見るように「上限が上がったことに気づかず、損している人」も出てきています。


なぜ今、この話をするのか(2026年の重要な変更)

きっかけは、2026年に相次いでいる各社の“ルール見直し”です。

とくに大きいのが、マネックス証券の「マネックスカード」の変更です。2026年10月の買い付け分から、投信つみたてのポイント還元率に「カードショッピングの利用金額」という条件が新しく加わります。ザックリ言うと、ふだんの買い物でカードをあまり使っていない人は、積立のポイント還元率がどんどん下がり、月のカード利用が1万円未満だとなんと「還元率0%」になってしまう、という内容です(出典:ザイ・オンライン/マネックス証券公式)。

ここで大事な注意点があります。この「月1万円のカード利用」には、積立の金額そのものは含まれません。つまり「毎月10万円も積み立てているんだから条件クリアでしょ」とはならず、積立とは別に、買い物などで月1万円以上カードを使う必要があるのです。

同時に、マネックスカードの年会費は2026年10月から「永年無料」に変わります。無料になるのはうれしいニュースですが、「無料化」の明るい話題の裏で、ポイント条件がこっそり厳しくなっている。ここに気づけるかどうかが、今回の分かれ道です。

こうした変更は、マネックスカードに限らず、どのカード・証券会社でも今後起こりえます。だからこそ「一度設定したら見直さない」という姿勢がいちばん危険なのです。


やりがちミス7選と、その直し方

ここからは、クレカ積立で初心者さんがついやってしまう“もったいない失敗”を、実際にありがちな順に見ていきます。

ミス1:カードをあまり使わず、還元率が知らぬ間にゼロに

いちばん新しく、いちばん見落としやすいのがこれです。前の章のとおり、2026年10月からのマネックスカードのように「ふだんのカード利用が少ないと、積立ポイントが減る(最悪ゼロになる)」というカードが出てきました。

「クレカ積立は設定したから、あとはカードをタンスにしまっておけばOK」と思っていると、ポイントがまったく貯まらない、という事態になりかねません。直し方はシンプルで、公式サイトからのお知らせメールに必ず目を通し、自分のカードの条件を年に1〜2回チェックすることです。条件が厳しければ、次のミス3で触れる「乗り換え」も選択肢になります。

ミス2:上限が「月10万円」に上がったのに、5万円のまま放置

前述のとおり、クレカ積立の上限は月5万円から月10万円に上がりました。ところが「昔つみたてNISAを始めたときの月5万円設定のまま」という人がとても多いのです。

もちろん、無理に積立額を増やす必要はありません。ただ「本当は毎月10万円まで無理なく積み立てられるのに、クレカ払いを5万円で止めていて、残り5万円は銀行引き落とし(ポイントなし)にしている」というのはもったいない話です。直し方は、家計に余裕がある範囲で、カード払いの上限を見直すこと。ポイントが貯まる“おいしい枠”を使い切れているか、一度確認してみましょう。

ミス3:還元率の数字だけで選び、年会費や条件を見落とす

「還元率1.1%!」という数字だけを見てカードを選ぶと、あとで落とし穴にはまることがあります。高い還元率には、たいてい「年会費が必要」「前年に◯◯万円以上カードを使うこと」といった条件がセットになっているからです。

たとえば、年会費が5,500円かかるゴールドカードで、年間のポイントが6,000円分だったとしたら、実質のトクは500円分だけ。これでは「高還元率」の意味が薄れてしまいます。直し方は、還元率と年会費・条件を“セット”で比べること。あとで比較表を用意したので、そちらも参考にしてください。

ミス4:「積立額もカード利用にカウントされる」と勘違い

ミス1とセットで多いのがこれです。「月10万円も積み立てているんだから、カード利用条件はラクラククリア」と思い込んでいるパターンです。

くり返しになりますが、多くのカードで積立分はカード利用金額にカウントされません。条件クリアには、積立とは別の“ふだんの買い物”が必要です。直し方は、公共料金やスマホ代、日々の買い物など、もともと払っているものをそのカードにまとめること。新しく使うお金を増やさなくても、支払い先を移すだけで条件をクリアできる場合が多いです。

ミス5:貯まったポイントを「使わず放置」

せっかく貯めたポイントを、ただ眠らせているのも“見えない損”です。とくに、貯まったポイントで再び投資信託を買える「ポイント再投資」に対応している証券会社なら、ポイントを使ってさらにお金を増やす、という好循環をつくれます。

たとえば毎年6,000ポイントを再投資に回し、年3%で運用できたとすると、20年で単純合計12万円のポイントが、約16.4万円まで育つ計算です(あくまで一例です)。直し方は、ポイントの有効期限を確認し、投資や日常の支払いに“回しきる”仕組みをつくること。

ミス6:証券会社ごとの条件差を無視して「なんとなく」で選ぶ

クレカ積立は「どの証券会社」で「どのカード」を使うかの組み合わせで、もらえるポイントが大きく変わります。同じ月10万円を積み立てても、組み合わせ次第で年間ポイントに数千円〜数万円の差が出ることもあります。

「銀行のついでに開いた口座だから」といった“なんとなく”で選び続けると、その差がジワジワ積み上がります。直し方は、次章の比較表で、自分に合う組み合わせを一度きちんと確認することです。

ミス7:締め日・設定日を逃して、そもそも積立できていない

最後は初歩的ですが、地味に多い失敗です。クレカ積立には「毎月◯日までに設定しないと、翌月から」というルールがあります。設定日を逃したり、カードの有効期限切れ・限度額オーバーで決済に失敗したりすると、その月の積立が“まるごと抜け落ちる”ことがあります。

積立は「続けること」がいちばんの力です。1回の抜けは小さく見えても、長い目で見ると複利(利益がさらに利益を生む効果)のチャンスを逃すことに。直し方は、設定後に「ちゃんと約定(買い付け)されているか」を最初の数か月だけでも確認すること。カードの有効期限が近い人は、更新後の再設定も忘れないようにしましょう。


主要な組み合わせをざっくり比較(2026年版)

代表的な「証券会社×カード」の組み合わせを、還元率・年会費・主な条件でまとめました。数字は2026年7月時点の一般的な例で、キャンペーンや今後の改定で変わる可能性があります。最新は各社公式でご確認ください。

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月10万円積み立てたら、年間ポイントはどのくらい差がつく?

「還元率がちがうと、実際いくら差が出るの?」を、月10万円・年間120万円の積立で試算しました。年会費は考えていない“もらえるポイントだけ”の比較です。カード選びのイメージづくりにお使いください。

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還元率が0.5%ちがうだけで、年間6,000ポイント(=6,000円分)の差になります。逆に、条件を満たせず「0%」になってしまうと、本来もらえた12,000〜13,200ポイントがまるごと消えることになります。ミス1・ミス4が“もったいない”と言われる理由が、数字で見るとよく分かります。


失敗ごとの「気づき方」と「直し方」早見表

7つの失敗を、確認ポイントと対策でまとめました。当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

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まとめ:クレカ積立は「年に1回の健康診断」を

クレカ積立は、うまく使えば「同じ積立でポイントがもらえる」とてもおトクな仕組みです。一方で、2026年10月のマネックスカードの変更のように、ルールは静かに、でも確実に変わっていきます。「一度設定したら安心」ではなく、「年に1回は見直す」くらいの気持ちがちょうどよいのです。

今日からできる行動を3つにしぼると、次のとおりです。

まず、自分のクレカ積立が「いくらで・何%の還元率か」を確認しましょう。次に、そのカードの最新の条件(利用額の条件・年会費)を公式サイトで見直しましょう。最後に、貯まったポイントを再投資や日常の支払いに回しきる仕組みをつくりましょう。

大切なのは、ポイント目当てで投資そのものを見失わないこと。ポイントはあくまで“おまけ”です。長く続けられる金額で、コツコツ積み立てていくことが、いちばんの近道です。まずは今の設定を1回ひらいて、健康診断のように眺めてみてくださいね。


参考にした情報

  • マネックスカードの年会費“永年無料”化と、2026年10月からの投信つみたて還元率の条件変更(月1万円未満の利用で還元率0%/積立額は利用にカウントされない):ザイ・オンライン(ダイヤモンド社)、マネックス証券公式

  • 新NISAのクレカ積立 上限「月10万円」時代の還元率比較:新NISAナビ ほか各社比較記事

※本記事は2026年7月20日時点の情報をもとにした一般的な解説であり、特定の商品の購入をおすすめするものではありません。制度や各社の条件は変更される場合があります。実際のご判断は、各社の最新情報をご確認のうえ、ご自身で行ってください。



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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任で行っていただき、本記事内容に基づく損失について当サイトは一切の責任を負いません。

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